時代と共に産業の在り方も変わっていますが、介護業界も常に変化し続けています。介護業界の魅力として言えるのが、利用者の健やかな日常を支えながらも、やりがいを感じられる点。さまざまな年代の方と接するため、人として大きく成長できる職場でもあります。
21世紀になり、日本は世界でも類を見ない超高齢化社会を迎えており、今後も介護士の需要は増え続けることが予想されています。しかしその一方で、少子化により労働人口は減少しており、介護士の人手不足は深刻化しています。そこで政府は、さまざまな政策に力を入れています。そのような流れの中で注目が集まっているのが、介護士の待遇が年々良くなっていることです。
介護士の数を増やすために、政府はこれまで金銭面の待遇改善を実施してきました。2021年の補正予算では、1000億円の予算を確保し、介護業界の人がより多くの収入を得ることができる改善策を進めています。その結果、多くの介護施設で平均給与額が見直され、介護士のモチベーション向上に繋がっています。
それだけでなく、介護ロボットやIotシステムの導入も進んでいます。待遇改善、労働力削減の動きが活発化していけば、介護現場が働きやすいという風潮が広がり、自然と人も集まってくるでしょう。人を確保できれば、一人あたりの労働量にも余裕ができてくるため、さらに働きやすくなります。こうしたプラスの循環を作ることができれば、介護業界のマイナスイメージを払拭することができるはずです。